【北川電機様 PBL】中間発表・最終発表の様子
2015年度 後期、 北川電機株式会社 様 にご協力頂いて進めてきた課題解決型授業(PBL)も12月15日に最終発表を迎えました。
今回は、11月24日に行われた中間発表の内容も含めて、中間発表・最終発表の様子をご報告致します。
ちなみに、今回の内容は前回投稿致しました記事に続く位置付けの内容となるため、よろしければそちらの記事もご覧頂ければと思います。
中間発表は、5つの机に分かれた学生たちのグループにそれぞれ北川様に赴いて頂き、各グループの学生たちなりに考えてきた内容を発表する流れで進めました。
学生たちは、初回講演・課外授業・2回のグループワークを経た上で、「今後2016〜2020年の5年間で、北川電機がとるべき施策を具体的に提案せよ」というテーマに対して、どれだけ筋の良い仮説を立てられたか試されることとなります。
<各グループの発表を聞く北川様の様子>
<各グループにおける質疑応答の様子>
各グループによる一連の中間発表を受けて、北川様は「課題は何か」という点を特に強調してフィードバックされていました。
「なぜその課題に取り組む必要があるのか、分析をしっかりして」
「導入講義・課外授業を踏まえてよく考えて」
「それは北川電機のどのような強みに基づいているのか」
といったお言葉から学生たちも気付かされることが多かったようです。
そして、そのようにして進められた中間発表を踏まえた後、2週間に渡るグループワークをはさんで最終発表を迎えることとなりました。
最終発表は、各グループが檀上に立って発表する形で進められました。
<最終発表の様子1>
<最終発表の様子2>
最終発表については、別途授業時間外に集まってリハーサルを重ねたグループがあるなど、各グループかなり準備された様子が伺えるものでした。
また、各グループから発表された提案内容も、北川様から「完成度の高い発表だった」という評価を頂くグループもあり、総じてよく練られていました。
さらに、中間発表を経て根本から再考が必要となったグループもありましたが、北川様から「中間発表以降の短い期間でよくここまでまとめましたね」というお言葉があったことからも、限られた時間の中でよく頑張ったことが伺えました。
改めてこの授業は社会人コースの学生が対象ということで、日中の仕事に加えて他の授業のレポートなどにも追われる中で当授業の演習に臨むということから学生に対する負荷も少なくはありませんが、そのような点も含めて北川様から労いのお言葉がありました。
そして、これで前期・後期 合わせて2度の演習を終えることとなりましたが、学生たちはそれぞれに学ぶことがあり、前期・後期の2回演習を行ったからこそ改めて身をもって理解できたこともあったようです。
残りの授業は、これまで行ってきた課題解決の取り組みを踏まえて、今度は学生各人が自らの課題解決に臨む流れとなります。これまで行ってきた演習の成果として、学生たちが自分としてどれだけできるのか、期待したいと思います。
(文責: 授業担当教員 山田祥之)