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【さがみはら産業創造センター 安藤様・上野様】2024年度 課題解決型授業の様子


電気通信大学 先端工学基礎課程(夜間社会人コース)において、株式会社さがみはら産業創造センター(SIC)の安藤重夫様(取締役 事業創造部長)・上野泰和様(事業創造部 地域産業創出担当部長)をお招きし、課題解決型授業を実施しました。

さがみはら産業創造センター(SIC)は、神奈川県相模原市を中心に“総合的なインキュベーション活動を通じて地域経済の発展に貢献する”企業として、さまざまな地域産業支援事業を展開しています。 2024年度の課題解決型授業では、SIC様のご協力のもと、以下のテーマに学生たちが取り組みました。

 

【2024年度 前期テーマ】

10年後の2035年の未来を予測した上で、10年後のSICのあるべき姿を想定して、今後行うべき施策を具体的に提案せよ。

 

【地域 × 教育】さがみはら産業創造センター(SIC)様と電気通信大学の課題解決型授業

上記のテーマをもとに学生たちは以下の流れで複数週にわたって取り組みを進めました。

【課題解決型授業の進め方】

今回のテーマは、未来をどのように描き、それを具体的な取り組みとして落とし込むかが求められる、自由度が高く難易度の高いものとなりました。
そこで、学生たちが相模原市やSICについて理解を深めた上で取り組めるよう、導入講義を2コマ実施し、事前情報をしっかりと把握した上で議論を進められるようにしました。

その後、学生たちはチームを組み、複数週にわたって議論や調査を重ねました。最初は取り組み方に戸惑う様子も見られましたが、相模原市やインキュベーションに関する理解を深め、最新の技術動向と結びつけて考える中で、徐々に活発な議論が展開されるようになりました。

 

中間発表および最終発表では、上野様・安藤様から熱心なフィードバックをいただき、学生たちは多くの学びを得ることができました。

最終発表では、以下のような多様な提案がなされました。

  • 相模原市内での人材流動性向上・人材最適化に関する提案
  • ペロブスカイト太陽電池とリユースバッテリーに着目した提案
  • 産学連携の強化に関する提案
  • 相模原市内の製造業を活用した提案
  • 地域の高齢化を見据えた提案

これらの提案に対して安藤様から「相模原、インキュベーション、SICのことなどを短期間に学んでいただき、グループごとに特徴はあるものの、いずれもユニークで今後の取り組みに活用していきたいと思います。」との講評をいただき、有意義な授業となりました。

また、学生たち各チームのメンバーの達成感を得られた表情も印象的でした。

 

以上、本稿ではおおまかな報告のみお伝えしましたが、安藤様も上野様も事前の資料作成等を含め念入りに準備された上で複数週に渡って授業へご参加頂き、とても熱心かつ丁寧に学生たちに向き合って頂けたこと、改めて授業へのご協力に感謝申し上げます。(文責:授業担当教員 山田祥之)

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