【デザイナー 柴田様】2024年度後期 課題解決型授業の様子
電気通信大学 先端工学基礎課程(夜間社会人コース)では2024年度の後期科目として、CRAFT LETTERの事業に携わられているデザイナーの柴田 紘之様をお招きし、課題解決型授業を実施しました。
柴田様には、これまで3年にわたり授業へのご協力をいただいており、初年度はデザイン思考を主題としたテーマ、2年目は企業の新サービスに関するテーマ、そして3年目となる2024年度後期は、日本の伝統工芸をテーマとした課題解決型授業にご協力いただきました。
【2024年度 後期テーマ】
日本の伝統工芸の枠を壊し、はみ出して、すそ野を広げるための施策を提案せよ。
【伝統工芸 × 教育】柴田 紘之様と電気通信大学の課題解決型授業
【課題解決型授業の進め方】
当初、学生の多くは日本の伝統工芸に馴染みがありませんでした。しかし、インバウンドのリアルな実状、これまで様々に行われてきた国や地方の施策、伝統工芸に従事する職人の実際を知ることで、大きな驚きを感じる様子が印象的でした。
また、自分たちなりにグループワークを進め、また柴田様とディスカッションする中で日本の伝統工芸を取り巻く状況や課題を深く理解すると共に、伝統工芸の可能性に着目して興味を持つ学生が増えてきたことも印象的でした。
そして、最終発表では以下のような提案が学生たちによってなされました。
- 伝統工芸品のサプライチェーンをデジタル革新する提案
- 動画共有プラットフォームにおいてショート動画を活用する提案
- 道の駅と連携した提案
- タクシー・レンタカーを活用した提案
- 伝統工芸品を活用したモデルハウスの提案
いくつかの提案は柴田様にとっても新たな視点となり、驚きをもって受け止められていました。また、柴田様はCRAFT LETTERの事業を通じて様々にアクションをとれる立場でもおられるため、今後の柴田様やCRAFT LETTERの取り組みにも注目していきたいと思います。
柴田様には3年にわたりご協力をいただき、心より感謝申し上げます。